男子シングルス決勝戦の組み合わせ
用具について、面白いと思ったことがありました。
卓球のインターハイ男子シングルスの決勝戦がありました。
愛工大名電高校の鈴木颯選手と、吉山僚一選手の対戦でした。
どちらの選手も、インターハイや全日本ジュニアで数々の実績を残しています。
ジュニアだけでなく、一般の試合でも格上の選手を倒して上位に進出することもあります。
この2人については実力はもちろんですが、特徴的なのは用具だと思います。
決勝の二人の用具について
では、前述した特徴的な用具について書いていきます。
それというのも、2人ともバタフライの用具を使用していないことです。
卓球王国によると、バタフライの用具を使用していない選手による決勝は21年ぶりだそうです。
僕もこの2人がバタフライ以外の用具を使用しているのは知っていました。
しかし、21年ぶりと聞くと改めてすごいなと思います。
そんな2人の使用用具がこちらになります。
鈴木選手 R オリジナルトゥルーカーボン(FL)
F/BブルーストームZ1ターボ(MAX+)
【卓球】高校三冠王・鈴木颯の用具秘話。元世界王者パーソンへの強烈な憧れ。サインラケットを使い、契約選手へ(卓球王国) https://t.co/qlZMhsOv8L
— nami0101 (@nami0101) September 24, 2022
吉山選手 R 馬琳エキストラスペシャル(ST)
F ラクザX(特厚)
B ラクザ7(特厚)
インハイ男子シングルスの上位2人
— もとぽん@卓球ブログ (@motopon369) August 5, 2022
鈴木颯選手がドニック
吉山僚一選手がヤサカ契約選手なの胸アツ!!
記載してあったのは卓球王国のwebサイトになります。
この2人がバタフライ用具使用選手に勝って決勝まで上がっています。
そのことから、以前よりもバタフライ1強という感じは薄れているように思います。
ラクザ7のレビューがこちらのサイトにあります
用具の選択肢(約10年前)
僕が卓球を始めた10年ほど前はテナジーがトップのラバーでした。
テナジーが合わない人だけ他のメーカーのラバーを使う感じでした。
中学3年生の時は
- xiomのヴェガシリーズ
- バタフライのラウンデル
- ヤサカのXTEND
などを選ぶ人が多かったです。
テナジーは県上位まで勝ち上がれる人か、「どうせなら引退前にテナジーを使ってやろう」という人が選ぶ感じでした。
僕は後者の方に当てはまります(笑)。
この時から全日本選手権やインターハイのランカーの用具はバタフライがほとんどでした。
しかし中にはテナジーの打球感が合わない、ミート打ちを多用したい選手もいます。
そういった選手が他のメーカーのラバーを使っていました。
そのため、テナジーがトップに君臨していて、その下にそれ以外の用具がある感じでした。
そしてこの1,2年後ぐらいから各メーカーがテナジーを意識したラバーを販売するようになりました。
今更ですが、これは裏ソフトだけの話です。
用具の選択肢(現在)
では、現在の用具の選択肢はどうでしょうか?
2015年からボールがプラスチックになったり、テナジーが値上げするなどの変化がありました。
結論から言うと、2022年現在だと自分に合った用具を使うのが一番だと思います。
どのラバーもMAXの性能は拮抗していると思うので、自分が使いやすい用具が良いと思います。
前述の用具の内、オリジナルトゥルーカーボンとラクザ7、Xは使用したことがあります。
その感想としては、どの用具も違った良さがあるということです。
テナジーは今でも通用するラバーです(これもすごい事)。
それを超えるディグニクスはしっかり打てれば凄まじい威力のボールが打てます。
ですが10年前と比べて、その性能差は非常に小さくなっていると思います。
また、スピードがちょっと劣る代わりに回転が掛けやすい、トップシートが薄く食い込みやすいなどの特徴を持ったラバーが増えました。
バランスでは相変わらずテナジーがすごいです。
しかし、ボールの威力で言うとテナジーを超えるラバーはあると言えます。
現在はテナジーの上にディグニクスがある状態です。
そして、それぞれと同列に他社のトップクラスのラバーが並んでる状態だと思います。
もちろん好みによって感想は変わるので、その中で良いと感じた用具を使うのがいいと思います。
追記
前述のテナジーシリーズに加え、この記事で挙げたラクザ7やニッタクのファスタークG1も10年前から使用されています。
ファスタークG1は伊藤美誠選手や森薗政崇選手が使用しており、ボールの威力ではテナジーに引けをとりません。
ただテナジーと同じ打ち方だと性能を発揮できないので、そこが好みの分かれる部分だと思います。
終わりに
記事の書き始めからかなり話がズレた気がしますが、まとめとしては
「今の用具は一長一短だから、1つの用具にこだわらなくてもいい」ということです。
どんな用具を選んでも性能は高いので、いかに自分のスタイルに合ったラバーを選ぶかが重要だと思います。
卓球は技術を伸ばすのももちろんですが、用具選びも重要です。
前述したオリジナルトゥルーカーボンやラクザの感想は、また後日改めて投稿します。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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