ラケットの流行
卓球では定期的に、一部の用具が流行することがあります。
トップレベルの選手間で流行った用具を、一般層の選手も真似することも多いです。
僕の中で印象的なのは、2011年からのビスカリアの流行です。
そして、2015年、2016年あたりからのキョウヒョウ龍5や似た系統のラケットの流行も印象的です。
その理由は、世界選手権個人戦やオリンピックシングルスの優勝者による影響だと言われています。
男子では色んな選手が上記のビスカリアやキョウヒョウ龍5、それらと似たラケットを使用するようになりました。
また、女子では木材5枚合板のエバンホルツVや、特殊素材ラケットのカーボネード45などが流行りました。
これらの流行は、世界王者が使用しているという理由のほかに、その性能の高さも申し分ないからだと思います。
ビスカリアはアウターとしては球持ちがよく、何よりグリップが太いです。
現在の男子選手間での流行
では、ここからが今回の本題です。
男子選手の流行ラケットについて書こうと思います。
現在の流行はビスカリア系統に加えて
- インナー特殊素材でブレードが大きいラケット
この特徴が当てはまるラケットだと思います。
前述のキョウヒョウ龍5と似た特徴を持つラケットですね。
インナー特殊素材でブレードが大きいラケット
では、「インナー特殊素材でブレードが大きいラケット」が当てはまるラケットは何でしょうか。
当てはまるラケットとしては、
- 張本智和インナーフォースシリーズ(バタフライ)
- オフチャロフインナーフォースALC(バタフライ)
- Hina Hayata H2(ニッタク)
などがあります。
上記のラケットはいずれもインナー特殊素材です。
そして、ブレードサイズが158×152と一回り大きいという特徴があります。
また、元々あったアウター特殊素材のラケットをインナー仕様にしたラケットも多くあります。
しかし、ブレードサイズは大きくありません。
例としては
- アルネイドインナー(ヤサカ)
- オリジナルトゥルーカーボンインナー(ドニック)
- 36.5ALX i(XIOM)
上記のラケットはいずれも板厚6.0mm以下でインナー特殊素材ラケットです。
また、この3つのラケットは値段も高すぎず手が出しやすいと思います。
トップ選手の使用ラケット
では、国際大会や日本国内の選手の使用用具を見てみましょう。
すると、以前はビスカリアをはじめとしたアウター特殊素材の使用率が圧倒的でした。
しかし最近は、キョウヒョウ龍5や張本智和インナーフォースALCなど、インナー特殊素材、かつブレードが大きめのラケットの使用率も高くなっていました。
このことから最近で最も流行りのラケットは、インナー特殊素材でブレードが一回り大きいラケットだと思います。
キョウヒョウ龍5は使いやすさと威力が両立されていておすすめです。
まとめ
では、今回のまとめです。
今回の記事のまとめとしては
- 2011~2014年はビスカリア系のラケットが圧倒的な使用率
- 2015年以降はキョウヒョウ龍5系のラケットの使用率が少しずつ増加
- 2022年現在はビスカリア系とキョウヒョウ龍5系の2強
ということです。僕もブレードが大きいインナー特殊素材ラケットを好んで使用しています。
またインナー特殊素材ラケットは、粘着ラバーとの相性が良いと感じます。
これも選手の間で流行する理由の一つだと思います。
写真の2本以外にも沢山ラケットを持っているので、改めて使ってみてレビューを書いていこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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