今回は中国の卓球メーカーの銀河が販売している 金星ブルースポンジ についてレビューしていきます。
中国製粘着ラバーで、硬度は39度で厚さは2.2㎜です。名前の通りスポンジは青色になっています。
既にラケットに貼り付けて使用しているので、今回もラバー単体の重量は分かりません。
一番購入しやすいのはWRM(ワールドラバーマーケット)だと思います。
価格がかなり安く、3000円前後で購入しました。
使用ラケットはキョウヒョウ龍5で、前に使っていたラバーは国狂NEO3ブルースポンジなのでそちらと比較をしていこうと思います。
フォアハンドでの使用感
主にフォアハンドで使用しているので、フォアでのレビューがメインになります。
ドライブ・カウンター
まず打球感ですが、中国製ラバーらしい硬い打球感です。フォア打ちをしているだけでカチカチなります。
国狂の方は中国製ラバーでありながらもちもちとした打球感で、カチッという打球感にするにはかなり強くインパクトしないといけませんでした。
硬いけど扱えないような硬さではなく、通常のキョウヒョウNEO3を使っている方なら問題なく使えると思います。
むしろ中国製ラバーが好きな方はこれぐらいの硬さじゃないと違和感を持つと思います。
弾みのほうは中国製ラバーとしては問題ないですね。弾みが弱くて台から離れると弱いということはないです。国狂と比べると弾まないですが、その分扱いやすいです。
回転力は国狂より劣るかなといった感じです。中国製ラバーとしては平均的な回転力ですが、流石に国狂と比べると回転はかからないと感じました。
その代わり、国狂と比べて回転がかけやすいです。国狂は弾みもかなり強く回転を掛ける前に飛ぶこともありましたが、金星は安定して回転を掛けることができます。
使用して思ったのは、ゆっくりのループドライブがやりやすいことですね。
国狂は弾んでしまうためループドライブでも気を使ったんですが、金星は薄く当てると全然弾まないためすごーくゆっくりなドライブが打てます。
逆に強く当てこすればそれだけでボールが上がるので、下回転打ちが楽です。
カウンターもラバーの硬さを利用することで、相手のボールに負けることなく打ち返すことができます。
ブロック・台上・サーブ
台上技術やブロックは弾まないので、台に収めるだけなら全体的に楽です。
弾まないのとラバーが硬いのとで、ストップは角度を合わせるだけで切れて短くなります。
ツッツキも前述した薄く当てれば飛ばない性質を利用して、切ったうえで低く送ることができます。
ブロックもカチカチとし打球感でやりやすく、そのまま強く打てばミート気味のカウンターになります。速くはないですがブロックと同じ角度、構えでできるので変化がつけられます。
サーブだけ少し特殊で、思った以上に下回転が切れるときがありました。国狂だと横下回転になっていた打ち方で出すと、相手が何度もストップをネットにかけていました。
ラバーが硬いため、国狂よりサーブの切りやすさは上かもしれません。
バックハンド
バックでは試打程度しかしていないため、簡単に書きます。
サーブや台上はフォアハンドと変わらないです。切りやすいし短くしやすいです。
下回転打ちはループドライブが多くなります。速度を出すならスマッシュを打つぐらいがちょうどいいかもしれません。
硬いのでカウンターがやりやすいです。ボールに負けないでかつ上に上がりやすいため、相手のドライブに対して上から押さえつけるだけでカウンターになります。
まとめ
今回は銀河から販売されている金星ブルースポンジについてレビューしました。
正直3000円前後で買えるとは思えない性能の良さでした。
国狂NEO3ブルースポンジに劣る部分はありますが、扱いやすさも考慮すると性能のバランスでは劣ってないですね。
国狂だけでなく省狂もですが、ブルースポンジはややもっちりとした打球感になるため金星の方が好きという方も確実にいると思います。
台上では収まりがいいのに、攻撃技術ではかなり飛距離が出るので理想とも言えますね。
国狂と比較したため劣る部分はありますが、ラバー単体で見ると欠点はないように感じます。
しいて言うならザ・中国製ラバーという打球感なので、慣れてない人にはちょっと難しいぐらいですね。
今度は普通のキョウヒョウNEO3との比較もしようと思います。
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